異議申し立てによって後遺障害等級が併合8級から併合6級へ上がった事例

  本件では、既に併合8級の認定がなされていましたが、被害者のご希望により異議申し立てをして併合6級に認定変更になりました。昇級前の保険会社の提示は僅か約800万円、昇級後においても約1,000万円強の提示でしたが、当事務所が間に立って交渉した結果、最終的には、自賠責保険金・任意保険金総額で約2,000万円強余という当初の3倍の損害賠償金を獲得することができました。

 この事件での教訓としては、まず、適正な後遺障害等級の獲得がいかに損害賠償請求において重要かということ、次に、等級昇給したとしても、弁護士が交渉しないと大きく損をしてしまうことです。
 保険会社は、もっともらしい計算根拠で保険金額の提示をしてきますが、いずれの損害項目でも少しずつ計算の基礎額を低く設定していますので、注意が必要です。
 本件は大成功の事例ですが、どの事件にも大抵は賠償金額を上げる余地が残されています。保険会社の提示をむやみに信じず、気軽に弁護士に相談されることをおすすめします。

 なお、訴訟や交渉には宿命の「証拠の壁」に悩まされることもあります。本件では、夜間、人通りのない場所が事故現場であり、目撃者が存在せず、過失相殺の反論が困難で訴訟の提起は困難でした。保険会社は当初、被害者の過失割合を50%と主張しましたが、最終的には加害者60%:被害者40%に譲歩させ、訴訟せずに示談しました。

被害者データ

後遺障害症状

事故態様

損害賠償額

休業損害 約2,600万円
入通院慰謝料約300万円
後遺症慰謝料 約1,200万円
逸失利益 約2,500万円
その他約200万円
小計 約6,800万円
過失相殺(4割)    −約2,700万円

ポイント

弁護士費用